意識の力と物質の変化

もし、人が、この3次元世界の構造を理解し、人とはどう存在であるかを理解し、それに目覚めたならば、現代の社会の中で多くの「問題」と言われているものも大変短いスパンの間に消えてゆくだろうと感じております。

この世界での人の定義も「誰もが自己実現できる存在である」という風に変わって行かねばならないでしょう。

本来、人は、誰もが自己実現できる存在として肉体を持って地上に降りてきておりますが、現代の社会の仕組みも人がこの世に生を受けてから学んだ教育や社会の中で出来上がった価値観、認識もそれとは真逆の内容を示しているため、現在は、多くの人が無力さや価値のなさを体験するように出来上がってしまっております。

いつの時代にも、新しい概念や価値観を導入するための先駆者たちがいらっしゃいます。そういう方々の体験やコメントをいくつかご紹介させて頂きます。

■川田薫先生
一般的に化学の分野に置いて、化合物を合成する際には、化学式どおりに手順を踏んで温度や時間などを正確に作業してゆけば、まず間違いなく同じものを作ることができるということが常識になっております。

この誰がやっても同じものがつくれるという再現性があることが、科学の世界で認められるための重要な条件となります。

今までは、この様にレシピ通り、化学式通りに進めてゆけば、予定した結果となるというのが当たり前となっていた訳です。

【アライアンスが狭くなってきている】
しかし、このような科学の分野の常識も段々と崩れ始めるときがきているのかも知れません。川田先生は、同じ化合物を合成するための条件に、これからは、化学式通りに行うだけではダメである要素が加わることになるとおっしゃっておられました。

 物質A + 物質B –> 化合物C

という様に、適切な環境と手順を踏めば、誰もが化合物Cを作ることが出来たのが今までの時代でした。これからは、化合物Cを合成するためには、下記の様な新たな条件となる「α」が加わるというのです。

 物質A + 物質B + (条件α)–> 化合物C

川田先生は、実際に川田研究所で、息子さんと一緒に化合物を合成するときに、この「条件α」の必要性を何度も体験されていらっしゃいました。条件αとは、この作業に当たる人の「意識の状態」のことをいいます。つまり、これからは、新しい化合物を作る際には、作り手の意識の状態が結果に関係してくるということなのです。

感の良い方は、この話を聞いて直ぐに量子力学の世界での観測問題を思い起こすでしょう。そして、この様な現象は、単に実験室で行われる化合物の合成だけではなく、これからは、人の営みの全ての分野おいて様々な形で出てくるだろうと思います。

「アライアンスが狭くなってきている」とは、人の意識と物や事などの物理的な事象の間の距離がどんどん狭くなっているということを表しています。

アライアンスとは、日本語で言えば「遊び」のことです。車のハンドルにもこの遊びがあるお陰で、運転者の手の動きが多少ぶれたとしても、車のタイヤには伝わらず、安定して車を走らせることが出来るようになっています。

物と人の意識の間に遊びがあると、人の意識の状態が今までは物質や物事に影響を与えにくかった。つまり、多少、意識が整っていなくとも、形さえ整い揃えていたら、それなりの結果が得られてというのが今までの時代です。しかし、川田先生のお話をお聴きしていると、その様な遊びの多い時代は、正に終りを向かえつつあると感じました。

これからは、自分の意識と自分が接している世界、また、自分が体験する世界が明確に連動している世界が始まってくるということです。

 物質A + 物質B + 作業者の意識 –> 化合物C

 行動 + 本人の意識 –> 思い通りの結果 という時代になります。

■農業の世界では
循環農法を創り上げたなずなの会の赤峰さんは、種を蒔くときにイライラしていたり、怒った状態で作業するとそのときの種は芽が出ないと言うことを体験的に学び、講演会で伝えておりました。

また、BMDの近藤和子さんは、BMD技術を応用した農業実践の際に、畑に入ることは、まるで神聖な場所に入るのと同じ様なものと仰ってました。何故ならば、自分の意識がそのまま作物の生長に影響を与えてしまうので、畑に入る前には気持ちを整え、作物一つ一つに声を掛けて有り難うというような気持ちで作業すると作物が答えてくれると言っておりました。近藤先生自体が、真理を探究する科学者でもいらっしゃいますので、一方のナスばかりに手を掛けると、隣のキュウリが嫉妬して成長がわざと悪くなるなど、言葉ではおもしろおかしく聞こえますが大変深い世界のお話でした。

近藤先生は、電磁波や電界の研究も同時にされており、人が感謝した時に持つ波長と同じものを機械で発信したらどうなるだろうかと、植物と人の発する想念波の相互関係も細かく研究されております。

これらも、意識と物質の間の事象を表している一つの例といえます。

■意識と病気の関係
意識の力や影響力を体験する場として、自分の身体と向き合う病気の体験は、非常に有効で多くのことを学べるチャンスになります。

【尿管結石が消える】
私自身の体験ですが、私の場合、19才で西洋医学に頼るのをやめ、それ以降今日までの約25年間、仮に病気の様な症状が出たとしても自然治癒だけで対処してきました。自然治癒を実践していると、自分の意識と身体の関係や連動性によく気づけるようになります。

ある朝、目が覚めると明らかに尿管結石と思える症状が出ておりました。その場で色々と試したのですが、状態は変わらず、微々たる感覚ですが、石が体内で動いている様子を感じました。あちこちと体勢をかえていると石が腎臓側に動いたときには激痛となり、1時間も奮闘していると痛みで意識が飛びそうな状態もなりました。漸く(言葉では簡単に言えますが)意識を何とか整え、そのまま気を失うように寝てしまいました。約40分後に再び目を覚ましましたが、その時には、石は全く無くなっておりました。

何故、石が消えたかの理屈は色々と推測することが出来るのですが、なにぶん確証が得られないので詳しいことは話しておりません。

また、随分昔の20才の頃ですが、アトピーか菌の感染により、両手や肘、足のあちこちが2倍近くに腫れ上がる状態になりました。リンパ節が腫れたり引いたり、また痛みが出たり発熱の状況で、体内で免疫が発動しているのを感じましたが、数ヶ月状況が改善しない状態が続きました。身体の一部が化膿して発熱すると、発熱しているところを目指して体中の膿が集まってくるのを感じました。そして、もの凄く痛み出します。半年近くも病気と同居していると、痛みというものも自分の意識に連動しているというのが分かります。何かに別のことに集中していると痛みは少なく、手などの腫れを見た途端に痛みが倍増するのです。

この全身の膿み出しも、あることをきっかけに急速に終息したのですが、そのきっかけとは、自分の身体の病気の状態にいい加減飽きてきて、「もう、いい加減にしましょうね」という思いで腫れで動かなくなっている手を無理に動かした時に「バチン!」とまるで大きな音を立てた様に手から何かが弾け、その日1日、痛みが全く消えてしまうという体験をしました。次の日、朝起きてみると以前と同じように痛みが全身を覆っていたので、昨日と同じようにやると、また、「バチン!」と鳴ってその日1日の間、痛みが消えてしまうのです。

自分の認識と意識がどれほど病気を創り出し、自分の身体に縛り付けているかを思い知らされた瞬間でした。この日を堺に、自分の身体に問題があるという行為を全て止め、手や足は腫れ上がったままですが、何もない状態と同じように動かし、歩き、生活上必要であれば走り足で踏ん張ったりしました。そうすると約2週間後には、大幅に改善し、1ヶ月で、腫れも引き、本当に負荷もなく普通の生活が出来るようになりました。

病気を抱えていた期間は、約10ヶ月間。回復に要した時間は、その最後のほんの1ヶ月間でした。

【アボリジニ】
オーストラリアのアボリジニの世界では、人の意識と現実世界の関係については、細部まで密接に理解され、それを実践しているようです。

マルロ・モーガンの『ミュータント・メッセージ』を読むと彼らの様子が感じとることができます。私の知人の体験もあります。こちらから。
http://superhealth.jp/?p=109

■『地球の絆』進藤眞理子さんの活動
もし人々が自らの力を知り、汚染された大地を癒そうと地表に手を当てたらどうなるでしょうか?

きっと、大地に大きな変化を与えて行けると思います。

また、もし、人が「我々は誰もが自己実現できる存在である」ということを知り、ペットボトルの水を手にとって、その水とペットボトルに願いを架けたらどうなるでしょうか?その水は、分子レベルか更に細かいレベルで、何かしらの変化が起きているだろうと思います。

飯島秀行先生の言葉をお借りすれば、「外気圧では、人の意識に勝るものはない。内気圧も同じです。人の意識に勝るものはない。」とおっしゃっておられます。

放射能で汚染された土壌に人の意識が作用していったならばどうなるでしょうか?

放射性物質であるセシウム137の半減期は約30年と言われています。これは、通常の環境下でのセシウム137自体の内気圧と外側の外気圧の圧の差では、ベータ崩壊を起こし半減期となるまで約30年の期間がかかるということに過ぎません。セシウム137の内気圧よりも外気圧が遥かに高くなった場合、セシウム137から「氣」がどんどん放出され、半減期の30年の期間もずっと短くなるという説明を飯島先生はされておりました。

いかなる物質よりも人間の意識が一番強いと言うことであれば、自己実現出来ることが常識となった人々が集まり、皆で大地に手を当てたり、森や田畑、海や湖に癒しの言葉をかけたときに何が起きるだろうかと思うと、想像するだけでも楽しみです。

青山でAria81を運営する進藤眞理子さんは、『地球の絆』というイベントを主催し、有志が集い日本のあちこちにで、人の意識と手、「有り難う~」の言葉による癒しの活動を続けていらっしゃいます。

川田先生が仰るように、今、またこれからも意識と物質、物理的な事象との間のアライアンスがどんどん狭くなってゆくのであれば、物事に対し恐怖や不安を感じている人は、自分の意識の奥底で持っているそのイメージそのものの体験をこれから自ら得ることになってゆきます。

ですから自分の意識が、今どのような状態でどの方向に向かおうとしているかを把握することが非常に大切な時代になったのだと思います。

人々の意識の表れが社会現象や地球の環境の現状そのものなのかもしれません。

もし、私達、一人ひとりが、これからより変化してゆくことが出来るのであれば、楽しい世界、自分に取って好きな世界をイメージでき、また、創造してゆける自分になってゆくことが大切です。

※上記は、当ブログ管理者が各先生にお聞きした内容をまとめたもので、文責は当方にあります。

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