『新世界の秩序と仕組み』
次世代の社会モデルの実現(ver.3.2)
(序)
近い将来に実現可能といえる新しい社会を創ってゆくとするならば、今まで築き上げられてきた価値観や考え方、社会の構造の一つ一つに問題意識を持って、現時点での全体像を見てゆく必要があります。そのためには、多くの人々がそれに関心を持って、考え始めること、また、それぞれの持っている知識や情報、意見や構想を共有化して行くことが大切です。
今の自分は、何故、こういう生き方をしているんだろうか?、自分の習慣や社会の中の常識と言われている考え方が、どうしてそういう風になったのだろうか?、また、どうして自分はそれを受け入れているのだろうか?、などなどについて、もう一度、深く考えてゆき、今の社会のベースになっているものが一体何かを知る必要があります。
過去から現在に渡って自分が、また、社会がどうしてこうしてきたんだろうか?ということを前提に、現在の延長線上にある未来の姿を思い描いたときに、確実に言えることは、今何かを変化させてゆかなければ、未来に今と違った世界を期待することは無理だと言うことです。
『イメージ化出来ないことは、現実しない』という言葉の通り、まずは、次世代の永続可能な世界を誰もが思い描ける様になることが大事です。
まずは、自分のできることから始めようという意味で『次世代の社会モデルの実現』を掲載しました。今の時代は情報過多の時代と言えます。多くの情報が様々な価値観と角度から発信され、その中には、人の可能性を否定したり阻害するようなネガティブ情報もあります。明るい未来の世界のイメージ化を妨げるような情報があふれる中で、確実に実現することが出来て、更に永続可能な社会システムの原理を発信してゆくことは、非常に大切と感じております。この内容もVer1.から始まり、徐々に付け加えと改良を加えて今のもの至りました。社会のシステムには、これで十分という「完成」もあり得ないものですので、多くの人々の智恵と想像力を頂きながら続けてゆきたいと思っております。
「次世代の社会モデル」という社会原理を考える際の注意点として、以下の点に気をつけました。
・何百年、何千年と永続可能な社会を創ってゆくためのモデルにしよう。
・そのモデルは、単に現代社会の諸々の問題の解決や代替となるものではない。現代社会とは異なる成り立ちから派生する社会であろう。
・もし仮に、現代社会の問題点を既にクリアした人達が集まり、その様な心の中に負荷要素が何もなく、また、誰もが「自己実現出来る」ということが当たり前となった人たちが一つの集団となって社会を築いていったならば、その人達はどのような社会を創ってゆくだろうか。
この『新世界の秩序と仕組み』が、多くの方にとって、永続可能な未来が実現可能であるということの希望につながれば幸いです。