宇宙人科学(考察)Keshe理論について
Keshe氏の著書『The Universal Order of Creation of Matters』からの要点を抜粋し、先にご紹介した「宇宙人科学」との比較検討を行ってゆきたいと思います。
Keshe理論:「地球の重力(引力)と磁場の発生のメカニズム」
Keshe用語の定義
CRUST 地殻
OUTER CORE アウターコア=流体状のコアのこと
INNER CORE インナーコア=金属物質で出来た固体のコア
CAROLINE CORE キャロラインコア 中心部の空洞の部分のこと
※過去30年にわたる世界各地で発生した地震のデータを検証した結果、
地球のコアの中心部は、空洞であるという結論となる。
地球磁場の発生
Fig. 1: Two interacting plasmatic magnetic fields in the inner cores of the Earth lead to the creation of the Magnetic field of the planet.
星や惑星のセンターコアは、プラズマや流体状の物質で出来ており、それらは複数の層に分かれている。各層には、それぞれ磁場が出来ている(Fig.1のCC1、CC2、OC1、OC2 など)。
層が作り出す磁場によって、層同士がお互いにくっつき合うことはないが、隣り合う層同士の磁場は、相互作用を起こし、一つの磁場力をもつ様になる。(Fig.1のCC1とCC2の相互作用で誕生した磁場M2、OC1とOC2の相互作用で誕生した磁場M1)この各層の磁場間に働く相互作用は、各層の間で引力も斥力も同時に作り出している。
M1とM2が隣り合う層の中にあり、更にこれらの磁場が同種の物質構成によって作り出されたもので、且つ、同じ極性の磁場を持っていると、これらは更なる相互作用を引き起こし、Mという大きな磁場を作り出す。このMの磁場の中にあっても、M1とM2は単体で存在し、互いに混じり合うことはない。この磁場Mが作り出す力は、斥力で外側へ押し出す力となる。これが、一般的に言われる地球の磁場力の正体である。
M:地球の磁場
M1:アウターコアの各層同士の間で発生する磁場
M2:インナーコア、キャロラインコアの中の各層同士の間で発生する磁場
CC1:特定の層が作り出す磁場①
CC2:特定の層が作り出す磁場②
地球の重力(引力)の発生
Fig. 2: Two interacting plasmatic magnetic fields in the inner cores of the Earth lead to the creation of the Gravitational field’s forces of the planet.
センターコアの各層が作り出す磁場は、相互作用により、隣接する層を押したり引いたりする磁場の力を発生させている。隣り合う層同士の磁場の間で、異なる極性を持ったもの(Fig.2のCC1、CC2、OC1、OC2 など)は、相互作用によってお互いに引き合う力(Fig.2の中のG1とG2)を発生させる。そして更に、これらG1、G2という二つの磁場の相互作用(Fig.2の中のG)は、地球の内側に向かう力となり、これが、一般的には重力と呼ばれるものになる。
G:地球の重力(引力)
G1:アウターコアの各層同士の間で発生する磁場
G2:インナーコア、キャロラインコアの中の各層同士の間で発生する磁場
CC1:特定の層が作り出す磁場①
CC2:特定の層が作り出す磁場②
物質の誕生に関する部分の要約抜粋
・一般の科学の分野では、クォーク(quarks)のことを素粒子(elementary particles)と呼んでいる。この本では、この新しい定義づけを行い、素粒子とは、磁場とそれが作り出す力の場のことである。
・磁線と磁場が集まったplasmatic magnetic fieldsは、最初の根本粒子(素粒子の元のようなもの)を作り出す。つまり、磁界が本当の根本粒子ということである。
・クォークには、異なる色(キャラクター)がある。それらの違いを作り出すアップ/ダウンの状態や回転運動の違いは、磁界とプラズマ磁界から受ける相互作用と引力の違いから生み出されている。
・Rays(光線)とplasmatic magnetic fields(プラズマ磁場)について
「rays光線」とは、単体でまっすぐに進んでいる磁(気)力。
「fields場」とは、rayと同じ磁(気)力であるが、rayとの違いは、fieldとは他のrayや他の磁気の場が持つ力の影響を常に受けている状態を示す。このようにrayはその進行方向にあるものに対し直接的な影響を与えてゆく。Plasma(プラズマ)とplasmatic magnetic fields(プラズマ磁場)の違いもこれと同じようなもので、「磁場のプラズマ」とは、このようなrayとrayが作り出す場の集合体のことになる。
・Plasmatic magnetic fieldsは、お互いに隣接する同じような磁場の力をもった光線の集合体ということである。
・宇宙に存在する物質の多様性、違いが生ずる大元の原因は、物質の大元となる磁場の状態に起因する。それらは、磁場を作り出す要因となるものの方向性、スピード、ベクトル速度、密度などの違いとこれら要因の相互作用によって決まる。
Keshe用語の日本語表記例
magnetic rays:磁力を持った(光)線 → 磁線
magnetic fields:磁力をもった(光)線によって作り出される磁場
plasmatic magnetic fields:プラズマ磁場
磁場を持ったRays(光線)、これらには指向性があり、進んでゆく力をもっている。このようなプラズマ磁場が宇宙にはあふれている。これら磁場のことをこの本では、物質の大元となる素粒子としている。
Fig. 5: Initial fundamental particles of plastic magnetic fields.
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これら各々のプラズマ磁場が持つ、方向、スピード、ベクトル速度、密度などは多種多様であるが、その中で、同等の要素をもったもの同士は一つに集まり、集団となって動くようになる。集団化しているが、各々磁場を持っているために完全に結合しているのではない。そういうプラズマ磁場集団であるA1とB1は、同程度のプラズマ磁場強度を持つため、この2つは相互作用を引き起こし、一つの存在の様な動きを始める。
Fig. 6: Dynamic plasmatic magnetic fields A1 and B1 making the initial magnetic interaction of two packs.
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A1とB1間に発生する相互作用は、結果的にA1とB1を一つの単体の存在なる性質を作り出し、これが、新たなFig.7のdとeで示されるG1というキャラクターとして発現することになる。同時に、A1のプラズマ磁場は、N極、B1のプラズマ磁場は、S極の性質を表してゆく。
Fig. 7: Interacting plasmatic magnetic fields making pmtics of Matter.
(pmtics= plasmatic magnetic fields)
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Fig.7のa、b、cの様なA1とB1の単なる2つの間の相互作用(Fig.8のA)から、Fig.7のdの様に、A1、B1という2つのプラズマ磁場が、お互いの磁場の相互連動により完全に一体となる(Fig.8のB)。Bは、物質を構成するプラズマ磁場の種、根源の存在となる。
Fig. 8: The creation of the seed of the plasma.
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この様な根源の要素になると、プラズマ磁場であるM1とプラズマ重力場であるG1が発現してくる。プラズマ磁場M1、プラズマ重力場G1は常に同時に発現し始めるもので一体のものとして見てゆく。このプラズマ磁場とプラズマ重力の場は、併せた存在として「Magravs」と明記されている。
Fig. 9: Initial gravitational fields and Magnetic fields (Magravs) of the Matter components of the plasma.
(Magravs=Magnetic and gravitational fields)
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この本では、一つのプラズマ磁場とプラズマ重力の場であるMagravsもった存在は、自らが隣接する側と相互作用を起こしてゆくことを示している。方向性を持つ磁線(magnetic ray)の集合体であるプラズマ磁場から、相互作用によって、Magravsもつ存在に発現してきたように、Magravs G1は、相互作用によって、新たなG2(Fig.13)、G3(Fig.15)という存在を隣接する世界に発現させてゆく。そして、G1、G2、G3は、やがて、中性子(Neutron)の物質の性質を発現するようになる。(Fig.26)
Fig. 13: Set P 2. This set includes pmtics and the Magravs of the Matter, the Antimatter and residual pmtics of 3 original packs.
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Fig. 15: Set P3 interactive gravitational fields of a Matter, Antimatter and Dark Matter.
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Fig. 18: Set of interaction between the three Matters and the F1.
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Fig. 26: Schematic of the fields of all components and of the initial fundamental plasma.
考察
Kesheの理論、宇宙人科学を見てきましたが、この両方がともに物質の始まりや誕生の仕組みを「磁場」を基礎として説明されておりました。これは、大きな共通点だろうと感じます。既存の科学での磁場の位置づけは、物質の発生の後で、物質の変化とともに二次的発生するものの様な認識が強い様に思えてなりません。この部分だけをとっても、これら2つの理論は、現在の科学の常識にとらわれない革新的なものであると云えます。
そもそも磁場の発生の原因に関する内容は、2つに多少の相似はあるものの、物質の本質が何であるかを理解するためには、Kesheも宇宙人科学も同じような仕組みを言葉や視点を変えて言っているに過ぎないように思えました。
例えば、Keshe理論で説明される物質の発生の仕組み、磁線とベクトル磁場の概念は、宇宙人科学で言うところの、渦巻きが作り出す氣の力線と非常に似通っています。宇宙人科学では、渦巻きとは回転運動の様に見えますが、それから発生するベクトル力線は、直線運動で、その力線が自らの進行と同時に接する世界に対して、新たな小渦を造りだし、それら小渦が新たな磁場の力線を発生させるというのは、Kesheが述べるプラズマ磁場の相互作用とほぼ同じと云えるでしょう。
また、Keshe理論のFig.7のa~dで述べられているプラズマ磁線の変化は、宇宙人科学の左巻きの渦と右巻きの渦が、磁力線の方向を合わせて一つの磁場に変化する推移と同じ状態である理解できます。https://superhealth.jp/?p=1040
反面、地球や惑星が持つ重力と磁場圏の発生メカニズムについては、Keshe理論と宇宙人科学との間の類似点を見つけることがやや難しいように一見思えますが、磁場という3次元でも電波でもない、非常に扱いにくい分野の話であるだけに、単なる解釈や表現の違いによって、単に、共通点が見いだせなかったという結論の可能性もまだまだ、あり得る話と思えます。これに関しては、今後のリサーチの課題の一つになろうかと思います。