宇宙人科学⑦ 電子・陽子・中性子 それぞれの渦の発生
力強く渦巻きが発生しているところには、必ず「乱流渦」という二次的に発生する子渦が出来ます。右巻きの渦(陽子)や右巻きの渦(中性子)の中には、同時に小渦も発生しているのです。
左巻きの渦は、上がN極となっていますので、この渦巻きの磁束は、上のNからS側へと走っています。磁束は、小渦にも発生し、同じくNからS側へ走っています。そして、この子渦が「電子」です。
親渦の磁束の中で無数の子渦が発生しています。左巻きの渦の磁束は、上のNから下のS側に向って走っており、その途中で発生した子渦の一つを親渦の磁束が捉えるのです。右巻の子渦の磁束は、親渦とは逆の下のN側から上のS側に向かう磁束ですので、右巻の子渦の磁束は、親渦の磁束の中に取り込まれてしまいます。そして、一つの子渦を取り込んだ親渦は、それ以外の他の子渦を自分の磁束の外へ吹き飛ばしてしまいます。
つまり、左巻きの渦である陽子は、右巻きの子渦(陽電子)を一つだけ捕まえて取り込んでゆくのです。
また、同じように右巻きの渦(中性子)は、左巻きの子渦を一つだけ捕まえ取り込みます。
沢山の陽電子や陰電子が、陽子と中性子のそれぞれの渦空間に発生していますが、陽子も中性子もたった一つの電子だけを保持し、後は全部捨てられてしまうのです。まるで、父親は、自分の腹の中に娘を、母親は、腹の中に息子を残すようなものです。そして、夫婦が結合するのです。つまり、『陽子&陰電子』と『中性子&陽電子』が結合するのです。
重水素原子の発生
陽電子を持った陽子と陰電子を持った中性子が一対となり、核磁場を形成し、これが一つの原子核となります。原子核という一つの姿になったとしても、これを構成する陽子も中性子も電子自体が回転する渦巻きですので、原子核は、自分の構成を維持するために、構成の要素である氣の粒を常に必要とします。更に、氣の粒だけでなく、光の振動を求めます。自分の渦運動を高めるためのエネルギーは、光振動だけなのです。つまり、原子核は、光がほしくてたまらない状態になっているといえます。
磁場というのは、不思議な構造をしており、光が、原子核の磁場圏(黄色の部分)をちょっと擦るだけでも光振動が、磁場に取り込まれるようになっています。しかし、問題は、原子核の容積があまりにも小さいために、このままでは、光をいくら欲しても、光は、原子核の磁場圏に擦りもしないという状況なのです。
光の粒子が、自分自身に効率良く当たるようにするためには、磁場空間をより大きなものにする必要があるのです。そこで、母である中性子は、息子の陽電子を外に追い出し、周回軌道を回らせ、原子核の磁場空間を最大限に広げようとするのです。外に出された陽電子は、原子核の周りで電子公転を行い、そこに電子軌道が作り出す新たな磁場空間が生まれるのです。
電子は、外殻周回電子となって、外周を廻らせられ、これによって、原子核が持っていた小さな磁場圏とは桁外れの大きな磁場圏が、電子軌道磁界によって誕生するのです。また、この外殻電子は、いつでも中性子の中に戻ることができます。
外殻周回電子が作り出す電子軌道磁界によって、磁場圏が大きく拡大することで、光を吸収することが出来、また、近くの気の粒も重力で引き寄せることができるようになるのです。電子は、中性子の中に出たり入ったりしています。まるで生き物の様に出稼ぎをしている様なものと云えます。この電子軌道磁界が、原子核の生命維持のための生命場となっています。