三次元にて自分が創り出す体験のしくみ 序

(はじめに)
目に見えない世界、私たちが生きている物質の世界以外の世界のことを話すときに毎回困るのが、そういう世界を表現する用語の定義付けがなされていないことです。その中でも次元認識に関する定義はバラバラの為、誤解や錯覚、また、不信感を招いてしまいます。

1~3次元の世界は、私たちが実感出来る世界ですので、この部分での相似は生まれにくいのですが、物質の世界を超えた4次元とかそれ以上になると、作者が何を基準に次元別けをしたか、定義としたかを理解した上で内容を見てゆかなければ、本質が読み取れなくなってしまいます。既に複数の方が、これら物質の世界を超えた次元の内容を伝えておりますので、『何次元』という言葉尻のみを取って内容を比較してしまうと違いばかりが目について、どれもまやかしだと思うことになってしまいます。

今回、この内容をまとめるに際し、可能な限り次元という言葉を排除し、概念が理解出来ることに努めました。一部、便宜上「4次元、5次元」という表現を使用している箇所もありますが、ある一つの定義上での区分けの為で、普遍的な意味の4次元や5次元ではないということをご理解頂きたくお願いします。

■人体の構造
人間の身体の肉体以外の部分の構成です。
下記の右の図の様に肉体以外に別の次元の身体があります。仮に幽体、霊体としておきますが、エーテル体、アストラル体という区分けをしている方もいらっしゃいます。特に名称はどのようなものでもよろしいのですが、肉体以外にエネルギー体が存在し、それが私たち人の本体となります。

図では、肉体、幽体、霊体と三つのバラバラの個体の様に書かれていますが、実際はそうではなく肉体から霊体一つにつながった状態で、各身体はそれぞれエネルギーの振動数が違っております。電磁波で例えると、ラジオやテレビの電波から携帯電話、そして電子レンジのマイクロ波まで、電磁波は一つにつながっています。周波数帯によって使用用途と名称を別けているだけです。

電磁波:長波–>中波–>短波–>超短波・極超短波(VHF/UHF)–>マイクロ波–>–>放射線

これと同じように、肉体から霊体まで一つにつながっており、通常、私たちが認識でき、感じることが出来る「心」という存在は、肉体と幽体の間位のところの意識になります。

下記の左側の意識の階層図は、これから進んでゆく中で説明してゆきます。

■死とは
死とは、肉体の部分からそれ以外のエネルギー体の部分が抜け出ることを言います。頭の中の左右の大脳の中間と小脳の間の辺りに松果体というものがあり、その中に「脳砂」といわれるカルシウムが集まった様なものがあります。霊体・幽体は、肉体の脳砂の部分に深く結びついており、脳砂から霊体・幽体のエネルギーの振動が肉体に伝わります。伝わっている間は、生きています。死とは、脳砂との接点が切れ、また、肉体から霊幽体が抜け出た状態です。脳砂が接点となっており、重要な位置となります。また、この辺りに「魂」といわれるものが集約してつながっています。

体外離脱される方の中で、無事に戻ってこれる人は、肉体から霊幽体は離れていても、脳砂との接点が切れていないために再び戻ってこれているのだと思います。

死後、肉体から離れたこれら霊体・幽体を見た人は、「幽霊を見た」とか言っていた訳です。

■死後の世界と再生
人は肉体を離れると、霊幽体の存在となります。その後は、幽体、霊体と同じエネルギー体で構成させる世界、霊界に行きます。また、霊界の一部に、生前の物質界との間の諸々のバランスを取るために存在する幽界という世界もあります。幽界には、この世に近いような人々の集まりが存在しています。しかし、全て非物質のエネルギー体の世界です。人は死語、幽界、霊界を通じて、再びこの世に体験を積むために戻ってきます。これが、生まれ変わり、再生と言われるものです。

人の死後から再生までの期間は、人によってまちまちで、数百年からほんの数年までとその方が何の目的で再生するかなどによっても分かれます。

再生を通じ、多くの経験を積むことにより、意識レベルやエネルギーの振動数に変化が出てきます。これを魂のランクの向上や霊層の向上と言っている人もいます。そのようにして、人の意識自体がレベルアップすることにより、この現実世界も死語のエネルギー世界も同時に育ってゆくということがいえます。

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