ポケットの中の法則
昨年2011年10月16日に開催された「テネモス、土橋重隆先生とのコラボ講演会の主催者である「さちラボラトリー」さんが、飯島先生と土橋先生のお話のポイントをまとめた『ポケットの中の法則』という小冊子を制作されました。
数冊私の方にも送って下さり、拝見したところ内容は非常に分かりやすく、さちラボさんの想いが伝わってくるような完成度の高い小冊子です。単にこの日の講演会の内容だけでなく、さちラボさんがいままで、飯島先生や土橋先生から学んだ内容も含めてまとめられておりますので、お手に取る機会がありましたら、是非お読み下さい。
今回の講演会自体も、色々な障害を乗り越えて無事に開催にいたったという経緯もさちラボの阿部さんから伺いました。10月16日の開催に向けての阿部さんからのメッセージがありますので、下記にご紹介させて頂きます。
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☆ 主催者 さちラボラトリー阿部幸子さんメッセージ ☆
2011年3月11日。東日本大震災が起きました。
津波がやってきて無数の家屋が流され、貴重な人命を失い、さらにかねてから危惧されていた原子力発電所が事故を起こしました。
次々に起きてくることの原因を、みなさんは、どのように掘り下げて受け止められたでしょうか。
さまざまな見方はあると思います。
そのとき、ひとりひとりが体験すること、生死、失うものと得るもの、すべてに意味があると思います。
私は、『自立せよ、依存するな!』という叱咤激励のように感じました。
物事の道理を正しく理解していくこと、そして、反省すべきところは反省し、改善すべきところは改善していくのが、残された私たちのできること、なのではないかと思います。
こうした大災害、その対応を通じて、見えてきたことはたくさんあります。
内にあるものが外側に投影して見えてきただけ、なのかもしれません。
いままで、当然だと思ってきたことは、本当に正しい認識だったのかどうか?
教科書やマスコミ、政府広報に頼って、正しい情報を得られるのだろうか?
違ったかもしれないなら、自分たちは今、どこをどう、生き直したらよいのか?
今だからこそ、大いに問い直すことが、大事だと思います。
これまでの社会システムが崩壊する、資本主義は終わる、と叫ばれて、もう何年も経ちました。
終わるべきものが終わらない限り、新たな芽が出にくい環境にあります。
しかし、芽が出ていないわけではありません。
政府や行政、さまざまな大樹に寄れば守ってもらえるはずだという考えは、壊れてゆく旧来のシステムにしがみつき、守ろうとする考え方に直結しているのではありませんか。
先日、土橋先生との打合わせの時間に、先生がこんな言葉をくれました。
「システムの外側へ」
お話しを聞いているうちに、それは、私自身が今年、キーワードとしてきた「脱依存」につながるものだ、と思いました。
自立しているつもりでも、案外、依存心は深く根付いています。隠されていて気付けないこと、誰かが教えてくれないとわからないことは、結果から言えば、確かにあります。
しかし、知ろうともしないこと、やってみようともしない事自体に、教えられない理由、気付けない原因があるのではないか、とも思うのです。
だれもがみな主人公です。
社会システムに頼りきるのではなく、カリスマや一人の天才に頼り切るのではなく、全体性をもって積極的に生かされていくこと。他力本願になることなく支え合いの輪を広げること。
視点を変えて、意識を変えて、たったひとつの自然の法則に則った、天地自然に守られる生き方をしていきませんか?
おふたりの先達に意識を変えるヒントをお聞きしてみたいと思います。
対談の時間は、土橋先生から飯島理事長に向けて、さまざまな問い掛けを通じて、天(空)の引き出しから、知恵を引き出して頂けるものと思います。
なかなか得難い機会ですので、みなさんぜひ、ご参加ください。
さちラボラトリー
阿部 幸子
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【当日の動画】
テネモス講演会① 飯島秀行先生編
テネモス講演会② 土橋重隆先生編
テネモス講演会③ 飯島×土橋先生編