4.新世界の構成員たち
社会のシステムが変わるとそれに携わる仕事の内容や方向も変わってきます。
思いつくほんの一例を上げてみます。
■製造業に携わる人たち:
モノを造る人達。衣食住の必要品の生産者など。
■基幹サービス提供者:
教育とカウンセリング提供者(現代の医療機関、警察と司法を包括する機能を持つ)
(教育について)
子育てはコミュニティーが行うのが理想
例
1~3歳 親元で生活
4~10歳 日中はコミュニティーで教育と共同生活夜は親元に戻る
11~17歳 週末以外はコミュニティーで共同生活
18歳 自立
※出産は20代が最良
※子育ては40歳以上の成熟者が最良
教育は、自然界の法則と社会の仕組みを伝えることを基礎教育とする。
基礎教育の次に専門教育にすすむ。専門教育では本人が興味を持つことに特化して学ぶ。職業訓練的な要素が強い。また、専門教育を受けることに年齢制限は無い。
(警察と司法、病院、僧侶)
カウンセラーの仕事となる。カウンセラーの仕事とは「自分自身のバランスをとれなくなった人々」を再度バランスがとれる様にするために必要な設備と条件がそろった施設で働く人達のこと。
■一般サービス提供者A:
販売、交通、運輸、流通に携わる人々。これらは、公共の潤滑油といえます。
■一般サービス提供者B:
芸術や音楽、エンターテイメントなどの個人や集団の喜びの追求の為のサービス
■管理サービス提供者:
清掃と美化、福祉、公務員など
■その他の内容(Q&A)
○自分が好きな仕事に就けない場合は?
仕事をする際の意識は「奉仕」という言葉が一番近いでしょう。奉仕が主体であれば誰もが順を追って仕事の内容もレベルUPしてゆくことを求める。(現代社会でより給与の高い仕事に移ってゆくことを求めるのと同じ)先輩達は、向上して次のステージに進むので必ず仕事の枠は空く。
○教育上のドロップアウトは?
カウンセラーが担当
○人に迷惑をかけた人への対応?
カウンセラーが担当
○病人の対応は?
カウンセラーが担当
○国という認識はどうなるか?
国という分離と分別を作り出す物差しはなくなり、地球を一つにして需要と供給のバランスをとる。
○政治はどうなる?
国際政治の目的は、如何に自国に利益をもたらすかの活動なので、国という認識が無くなった時点でこの仕事は必要なくなる。国内政治と行政に関しては、新しい価値観に従ってまっさらな状態からの作り直しが必要である。
司法・・・カウンセラーが引き受ける。
行政・・・二年制の国民全員参加制とする。一部の役職者は4年制などもあるが最長の期間を定める。
立法・・・各分野での大なり小なりで取り決めが必要になることはある。立法に相当する行為は、業種の各分野で行われるために政治家は要らなくなる。憲法は自然界の仕組みや目に見えない世界と現実世界の間の法則が中心となる。
政治と行政に変わる新機構に欠かせないものは、全ての情報の集中化と集合管理、そしてそれら情報の一般公開である。
○何もしない、働かない人が出てくるのか?
組織の中でリーダーシップを発揮して活発に働くのは、全体の1~2割程度。それ以外は休止もしくは安定モード。
何もしない人が居ても良い。時期が来れば必ず動きだす。また、活発に動いていた人も時期が来ればスローダンする。それで、休憩、交代を繰り返す。
※怠けて何もしない人など、リセットが必要な人は、カウンセラーの所へ行く。
○消えて無くなる業種とは?
現代の金融経済に関連している職種
○肉体の終焉が近づいたときには?
死は肉体世界の終了であり魂の消滅ではない。死期が近い方への対応は、本人が自分の人生を振り返りやすい環境を与える。人生上に接点の合った人々への感謝を表せるチャンスを与える。また、第三者が本人への感謝や助言などを表現出来るチャンスを与える。死後の世界の仕事や抱負を表現するチャンスを与える。