三次元にて自分が創り出す体験のしくみ⑦

7.分離・独立が可能な3次元の世界の中で、個が認識される仕組み

(上の図の説明)
三次元の世界は、各「個」が孤立した状態で分離されているので、自と他は、違った存在として認識することが出来る。しかし、そういう相対側の「他」から見れば、他自体も「自」であり、今まで自分自身と思っていた「自」自体が、実は他の一部であったことに気づくことができる。

では、今日、自分が体験した出来事は、自分が自分の為の自分自身で創造したものでしょうか?
それとも、自分が誰か他の『他』が為す創造の一部に加わっただけだったのでしょうか?

自分の存在意義を知ることがスタートです。何のために三次元の世界に今回、この時代にこの国に、また、この両親の家庭に生まれてきたのかを思い出すことです。

我々一人ひとりは、「全」中の一部であるため、誰かの創造の意思に従って相対側の務めも同時にやっています。

例えば、日本国を存在させようと言う意識(集合意識)があるとします。なので、自分も日本人というアイデンティティをもち、その創造を実現させることに加わっているということです。

また、極論と思われるかもしれませんが、相対的仕組みによる創造の世界では、例えば、「いじめられっ子」であることを体験するためには、「いじめっ子」の存在が必要となります。いじめられっ子という「自」を成り立たせる為に、誰かが、相対側の「他」の役割を演ずる必要がある訳です。更に言ってしまえば、殺されることを体験したい人には、殺す役を演ずる人が必要となってくるということです。大切なポイントは、自分は、あなたは、その役を担う選択をしたいかどうかということです。※これはあくまでも理解する為の極論的な例えで、世の中で殺された人は、本人が深い意識でそれを望んでいたという理屈は決して成り立ちません。より深い世界の事象をみてゆくとそういう自分勝手な理屈が通らないこともやがて理解することが出来ます。

相対的な世界で、自分が何の役割を担ってゆくか。もし、その選択の方向性が、全から見て清・明・正・直で、真で善で美であれば、自分が決定することが出来ます。その選択は、深い意識の部分でなされます。

生まれる前に、自分が今回、三次元の肉体を持ってどの様な体験をしたいと思ったか、その動機と目的は、生後、肉体を持ち、感覚が肉体の五感に支配された状態にあっても常に存在し、自分の奥からメッセージを発しています。それを思い出し、それに生きると決心するところから、自分自身が意識的にこの三次元で自分の体験を上手に創造出来るように変化してゆくことができます。

■創造のプロセスと集合意識の例

【お金】
お金とは、単なる紙切れですが、人が考えたシステムの一部として使われています。

世の中には、お金で人生を狂わされた人が居ます。お金には凄いパワーがあります、それは何故か?

・文明人=お金を捨てることが出来ない人達。
  その証拠に財布の中の一万円札をやぶって捨てられるか??

・未開の地の人々=お札を見てもお金という価値を感じない。単なる紙切れなので、良くて火起こしの種くらいの価値しか見いださない。

お金の力とは:
大多数の人の意識がお金の定義と価値を信じていること。
  ↓
三次元は意識によって創造される世界。
  ↓
なので多数派が意識が信じている価値観や理念に合わせて社会や秩序が創られる。

【人】
「人を殺すも生かすも人次第」
ここに一人の人がいる。この人には、自分の意志があり、自分がどういう人であるかという自己認識もある。

では、この人と常に接する100人の人間が、皆、意志をそろえて「この人は、○○の人なんだ」と定義づけしたとするとどうなるだろうか?この人は、自分自身で居ることは出来るだろうか?

もし、世界に101人の人しか存在せず、その中の100人がこのように特定の一人の人間の定義付けをして、そう信じてゆけば、その人は、他の100人が定義した人に段々と近づいてゆきます。

 人のグループ意識=集合意識

多くの人が集まり、何か共通の意識を持って信じれば、その内容が一つの意識体として動き出します。その意識自体に方向性が生まれ、自ら進もうとします。

現在の社会は、今、肉体を持ってこの世に生きている人達の集合意識の現れである。大多数が何を信じ、何を想像しているかがそのまま写っていると言うこと。現在世界で起きている事を見れば、大多数の人間が何を信じているかが見えてきます。

逆に言えば、地上に平和な共存共栄で永続可能な世界を創ってゆくことも多くの人が望んだならば、それが実現される方向に流れてゆきます。つまり、どのような世界をこの地球上に創ってゆきたいかは、人の意識にかかっているということが分かります。

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