新たな永続可能な社会システム樹立の試しみ
静岡県の函南町でスタートした、農業生産法人 日本豊受自然農株式会社を訪問しました。
このプロジェクトを進めることの根底には、この国が好きで、この国で生きて、この国の自然を大事にし、そして、次の時代に確実に渡して行きたいという想いがあって、これをスタートさせましたと伺っておりました。
これを実現するためには、自然型農業、自然型エネルギーに戻してゆかなければならない。自然型がいいですね。日本は古来から自然との共存が上手な民族でした。自然な肥料を使った自然な農業をし、自然な生き方をしてきました。もう一度それらを見直す時代が来ていると思います。私は、日本古来の自然と共存しようとする感性と近代の微生物や酵素、ミネラルの研究の成果により、後退ではなく新たなる進化を前提とした農業を樹立して行けると1990年以降に日本で発生した多くの農法を見て感じました。
日本豊受自然農の先導役を務められる、ホメオパシーの由井寅子先生は、講演会の時に下記の様な点をおっしゃっておりました。
・ホメオパシーは、すべてのものを自然に戻す力があります。ですからホメオパシーを広め、ホメオパシーの考えを元にした復興がものすごくキーとなる。
・ホメオパシーエコビレッジを作りましょう!
自然農業を中心に、そこから自然エネルギー、無農薬のハーブや野菜の供給、ホスピタル、学校、天然住宅など、こういうものをそろえた自主自立できるミニ社会の実現です。
・現代は、近代の化学農法に随分変えられ、日本本来の自然な農業や生き方を忘れてしまった。土地や農業は農薬や化学肥料でぼろぼろになり、身体の方も薬や予防接種でぼろぼろになり、心も罪悪感でぼろぼろになってしまっている。
・日本と海外の高校生1000名に聞いたアンケート結果。
Q:気分が優れず湯鬱であると思う。
(YESと答えた割合)
アメリカ 30% 弱
中国 30%
韓国 20%
日本 45% 以上
Q:自分に価値があると思う。
(YESと答えた割合)
アメリカ 30%
中国 43%
韓国 20%
日本 7.5%
日本人でごめんなさいというのが当たり前。罪悪感が高校生まで伝わっているという結果。小学校、中学校、高校とどういう教育をやっていたか?命の尊厳を教えないから、命の大事さを教えないから、『お前が生まれたのは、本当にお前が大事だからだ』と親が言わないから、子供は、自分の事を大切にする気持ちが育ってゆかない。親が自分はダメなんだと思って生きていれば、子供はそれを真似てゆきます。親、また社会の先輩達が生き生きと生きていることで子供達はその真似をするようになる。
・今年、3万人という大きなの犠牲を体験し、漸く日本人は気づき始めました。今こそ、日本人の自尊心を取り戻し、同士同胞が苦しんでいるから助け合い愛ある人生を提供し、愛ある人生をもらい、お互いに本来の自然をとり戻し共に生きて行きたいと思います。そうでなければ、もし、この事に今気付かなかったのならば、何のための犠牲だったのだろうかと思う。このことに今気づかなかったら日本は亡国にならざる終えない。。。
いま、日本のあちこちで、このような動きが出てきているのを感じます。過去の人々の努力と遺産を無駄にすることなく受け取り、残すところは残し、改めるところは改め、新しい考えと技術とシステムを作り、良き日本を次の時代に残してゆきたいと思います。
農場訪問の時の映像が出来上がりましたので、下記に追加UPします。