江ノ島の弁天さん訪問

山口県から来られたある霊能者のご神業のお供で江ノ島に行きました。

江ノ島には、龍神が天に帰るときにここから上がったという話があるそうで、龍神の足跡と弁天様に会いに来たのが目的の様でした。

龍神様といえば、ベンジャミンが、白竜だったか白蛇を江ノ島の岩屋洞窟辺りで出会ったので、自分の会の名前を「白龍会」にしたという話があったので、龍と縁の深い土地なのだろうと思いました。

新横浜駅で合流しレンタカーで移動中に車の中で自己紹介を終え、結構な時間をかけて江ノ島に到着しました。まずは江島神社に向かい、一番上の奥津宮に行きました。下の方から参道をずっと上がって行くときから、「なんか感じないね~」「いないね~」を連発されるのを聞いていましたので、今日はお会い出来ないのだろうなと思って居ましたが、案の定、祝詞をあげ、しばし10分ほど祈りを捧げておりましたが、大きな感動も無くご挨拶を終えました。

神様がいらっしゃるときには、本殿の奥にほんわりとした光が放たれるのが見えるそうです。神霊と人とはお互いに写し鏡の関係と聞いていましたので、神霊だけが降り立とうと思っても、それを写してくれる相応の人がそこに存在していないと、鎮座することはないということです。

江ノ島全体が、既に観光地化され、江島神社や弁天様といってもある意味「客寄せパンダ」の様で、神社敷地内の手入れの状態も神霊をお迎えする清庭とわいえない状態でしたので、無理もないのだろうと思いました。

神社の手入れは、形骸と言われる人も居ますが、形は人の心を表わしていますので、想いを持った人が集まり手入れをしている神社であれば、何らかの神霊のお出ましはあるものと思います。集まる人々の想い集合体と相応の神霊がお出ましとなる訳ですので、完全に波長とハーモニーの世界になります。三次元の物質の世界は、既に固定化、凝固化されていますので、多少の意識界のズレがあっても即物質に変化が出ないので、安心して生活出来るわけです。

その後は、江ノ島を横断する形で、あちこち立ち寄りながら、漸く岩屋洞窟にたどり着きました。しかし、残念なことに、先日からの台風の為に現在閉鎖中ということで、洞窟探訪は無くなり、龍神様の存在も確認出来ずとなりました。

ただ、この有様、観光地化の様子から、「龍神様は居てもしょうがないから、ほぼ間違いなく居ないね~」見える方は言っていました。

また同じ道を辿り、途中、喫茶店でお茶を飲んだりしていたので、江島神社に戻る頃には、日も暮れておりました。最初に奥津宮から参拝したので、参道を下る途中、順番にお宮を参拝してゆきました。私ともう一人の同行者は、お腹も空いたことだしどんどんと下って行ったところ、途中で携帯が鳴り、真ん中の中津宮辺りまで呼び戻されました。中津宮に着くと、霊能者の方が真剣に祈りを捧げている処でした。側に立って一緒にお参りし、中の一人が祝詞をあげて、参拝が終了しました。

終わって、話を聞くと、暗くなって観光客も居なくなった頃、漸くお一方の神霊が降りたっていたと言うことでした。完全に去ってしまったわけではなく、張り合いが無いから神霊もお出にならないのだろうという結論でした。

全ての行事が終了し、感想を聞いたところ、江ノ島の現状がよく分かったので大変意義のある訪問でしたと言っておりました。特に期待していたわけでもなく、現状を知りたくて、約30年前から一度来てみたいと思っていたそうです。たぶん、30年前であれば、まだ、神社としての機能も残っていたでしょうから、現在の状態とは違っていたと思います。

私にとっても江ノ島訪問は、今回が初でしたので、有意義な時間となりました。

この方もそうでしたが、現在、多くの見える方々より、同じように神社、仏閣から神霊が去ってしまっているという話を聞きます。たぶん、時代の変化もあるでしょうが、もっと大きな意味で、特定の場所を通じて人と神霊がつながるというシステム自体が、終焉を迎えているような気がします。

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