宇宙人科学⑥ 物質の発生
気がばっと膨張し拡散したときに無数に形成される拡散渦は、下記の図の様に運動の進行方向に対し枝が出るように無数に発生してゆきます。渦巻きは、皆中心に向かう重力を持っておりますので、垂直に上がった力線は渦磁場を形成し、力線が吹き上がる側が「N」極、反対側に回って吸い込まれる方が「S」極という極性が誕生します。また、渦巻きが作り出す重力力線は、右巻きと左巻きでは方向が逆なります。
例えば、低気圧は左巻きの渦ですので、飛行機が低気圧の下を通ると下から上に吹き上げられてきます。下から上へ氣が流れるこれが左巻きの特徴です。また、氣の流れる方向が上ですので上がN極となります。逆に、高気圧の上を通ると、飛行機は上から下に押し下げられてしまいます。高気圧は、右巻きの渦ですのでこのようになります。気圧が、低いところが、S極になります。
また、竜巻は、左巻きの渦です。竜巻の中では、空気は下から上に向かって吹き上げられますので、下の部分が真空になります。真空になるので周りのものを吸い寄せてる様になるのです。これが、竜巻がものを吸い込んでゆくメカニズムといえます。台風の場合は、竜巻に似ている様に見えますが、台風の場合は、左巻きと右巻きが合体した状態になっています。
宇宙は「左優化」の働き
右巻きと左巻きでは、違いがあります。右巻きの渦は、左巻きの渦よりも不安定で消えやすい渦といえます。
左巻きの渦 = 優化 = 安定 = 何年間も存在できる。
右巻きの渦 = 劣化 = 不安定 = 15分程度しか存在できない。
右巻きの渦が、長い間存在するためには、右巻きの渦単体では難しいため、近くに左巻きの渦があるとそれに取り込まれて、安定化させようとします。
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左巻きと右巻きだった渦が一つに合体し、渦磁場が出来ます。渦巻きは、周りの氣の粒を吸い寄せて集めて来ますので、渦巻きは、より物質に近づいてきます。
渦巻きによって吸い寄せられた氣の粒は、やがて素粒子が出来上がります。氣の粒からバリオンが出来上がります。大元は氣の粒で、物質の本質は、氣の粒が回転して出来上がった電磁場のみであるといえます。
渦巻きは、中心に向かうほど密度が濃くなり、渦巻きの電磁場の中心に気の粒が集ったコアができ上がります。コアは、回転から発生する重力で集められています。
二つの渦が一体化し一つになると、下から上までの磁束がぴたっと通るようになります。磁束が通ること上下二つをあわせた一回り大きい核磁場を形成するようになります。核磁場とは、陽子と中性子が合体し、中心磁束が通り、この二つを囲む一つの部屋を作るようなものです(図の黄色の部分)。これが、重水素原子核となります。
陽子と陰子(中性子)が集まり、重水素の原子核となります。陽子一つと中性子一つで出来上がる重水素の原子核が、元素の核の基本形といえます。しかし、右巻きの渦である中性子は、仮に一体となっていても陽子より安定しているものではないために消えるものも出来てきます。それが、陽子一つを核とする水素原子核といえます。
このようなものが、膨張拡散して吹き出している星間ガスの中に発生するのです。