宇宙人科学⑤ 氣と渦巻き 渦巻きとは?
渦巻きとは?
渦巻きには、二つの発生形態があります。一つは、「ベクトル渦」。これは、親渦、最初にできた氣の渦のことです。もう一つが、「乱流渦」で、親渦から出てくる後からできた二次的な渦になります。
宇宙の発生を例えにしていうと、元になる大きな渦が銀河気流で、そこから派生した乱気流が、星雲系や太陽系ということになります。ビックバンの時などには、綺麗な右、左の双コブ渦が親渦に対して発生します。
星間ガスの発生
ビックバンにより、銀河気流となる親渦が発生したということは、その銀河気流にそって濃密な氣が走っているということになります。銀河気流が発生し、そしてしばらくすると、氣の流れている方向以外の周の空間は、完全な真空の空間になっておりますので、濃密な氣の流れは、外に向かって拡散膨張し始めます。まるで圧をかけて試験管の中に封じ込めてある気体が一気に吹き出すのと同じように、氣は銀河気流の流れと垂直の方向に吹き出し、その氣の圧は、更に小さな渦巻きを形成させてゆくのです。
星間ガス=素粒子
液体窒素(-136度)を空気中に放つと一気に拡散します。拡散するときに拡散渦が出来て、周りの空気が水滴化するのです。液体窒素を放ったときの霧のような広がりは、液体水素ではなく水蒸気なのです。液体窒素自体は、無色透明な物質で、空気中に放たれても見ることは出来ません。この様に高圧で圧縮されたものが広がると必ず渦を作りだすのです。渦は、周りの水蒸気を中心の一点に集め、それによって大きな水蒸気の粒が一瞬にして出来上がり、霧が発生するような現象が起こるのです。
この液体窒素が、空気中の水蒸気を集めたのと同じように銀河気流から膨張拡散した星間ガスは、無数の渦巻きを発生させ、渦の中心に集められた氣の粒は、物質を構成する大元の存在になってゆくのです。これが、素粒子の発生となります。